夏の花束(花詞集:花言葉付き)





光彩を放っているね移り気な忘恩の花ラナンキュラスよ

耐久力、怠惰、戦いノコギリソウ 日当たりもよく乾いた土地で

身軽でもエレガントでもないけれどVanda蘭科の優雅受け継ぐ

羊歯族の裏白の蔭、無限大 水を湛えて澄む羊歯の森

水仙の自己を愛する強さって並ぶものなく比べるものなく

幸福を招くと言われる福寿草 お日様の愛まっさきに受け

竹、節度あり節操のある御仁など近頃お目にかかれはしません

松、勇敢なあなたを尊敬します不老長寿をお祈りします

冬珊瑚あなたを信じついてゆくいいえ一緒に眠る海の底

蔦の葉の絡む洋館、原風景 勤勉実直なる銀行家

吾亦紅われもくれない紅の心抱いて待ち待つ変化

謙譲は何の美徳か石蕗は鮮やかな黄を公卿に捧ぐ

サフラン「節度ある態度」を学びたい歓喜の季節はもうすぐという

さねかずら何をためらう何迷う美男桂に群がる蝸牛

「善良な家風」育てるPerilla・frutescens 紫蘇は秋の陽が好きみたい

大切な秘蔵の宝奪われてモミジのような手を奪われて

檀の木、真弓のようなしなやかなあなたの魅力を心に刻む

名声も喝采もない晩年の女優の家に生る姫林檎

唐辛子、秋の陽に映え美しい冬が来るのを待っております

テランセラ日溜りにある葉であれば如何に変身せよと三日月

チュ−べローズそして危険な快楽を行き倒れには末期の水を

チュ−べロ−ズ危険な楽しみだと言われ恋は魔法の薬と言われ

無邪気だと西洋カラハナ草のこと誰かが言うからそうなのだろう

祭りだよ愉快な気分だ勝利してパセリの青が今宵生まれて

不死・不滅・心配ご無用ヒモゲイトウ鶏頭のその赤い冠

秋海棠冷たい雨の秋の花 紫匂う秋の雨の庭

美しい企み秘めてクレマチス旅人の手の赤い風車

禊萩は仏の乾き癒す花 薄紫の悲哀の水辺

敷島の国に棗は植えられてその実その花愁いを除

れんげ草あなたの苦痛を和らげる道端にまだ残る春の日

芙蓉咲く繊細にして陽気な花 富貴の歓楽充ちる夕闇

花魁草ほんとうの名は草夾竹桃 温和な日々が流れますように

ぬばたまの緋扇の種、二十手を越える指し手の誠実な詰め

剽軽な糸瓜の蔓がのびてゆくひょうきん族のふえる夏の庭

君子蘭 紫匂う君にして恋の訪れ待つ白き闇

大毛蓼、蓼科の蓼は多年草河原にあっても汚れない心

駒繋ぎどんな望みを叶えたら駒を繋いでもらえるのだろう

ユリの木の百合の高潔 田園の幸福約束している美しさ

臆病なオシロイバナは思います芥子の慰めさえ遠過ぎる

南瓜って広大な夢を育んだアジアの野菜っていう感じだね

蔓薔薇は「美しい夢」瓢箪は「繁栄の夢」柳蘭は何故「焦点」なの?花言葉

馬印千成瓢箪 秀吉の夢を担って伸びてゆく蔓

菩提樹は知ってるモルセラの「感謝」リシアンサスの「希望」は知らない

熱愛はいつかは冷めるそのうちに感謝の心に変るのだろう

ステファノス=傾聴するべししなくてはするなら全て解決もせむ

公園の花壇の隅に咲いている日々草は日々元気

日々の楽しい思い出、花束の包装紙から剥がれてしまう

日々の煩い知らず夏の日も毎日咲いて蕾も一杯

ねむ木の合歓の眠りのその中に歓喜している妖精ジータ

トルコ桔梗、優美な花と思われて希望ある身と思われていて

罌粟眠り芥子忘却すケシ揺れてヒマラヤの蒼、青の透明

千寿菊、万寿菊とは和名にてマリーゴールド嫉妬の炎(ほむら)

ギボウシの沈静、夏の日は高く王者のようにまわる日輪

生涯信じますって何を?ツルボランって無責任だね

スイトピーどんな優しい思い出も失うまでに時間はいらない

灼熱の太陽支配するゆえに繁栄の美酒剛健グァバ酒

露草の青の小夜曲聴くときにカウンター・ショック 水性の死か

露草が路傍に咲いて露の青ドクダミの白シャガの紫

菩提寺の僧の袈裟より紫の尊い色の冴える露草

情熱のひまわりが咲く向日葵の種の一つの焦げ茶の秘密

欲望も怠惰も希望も忘却もすべてまとめて今日の花言葉

白秋も歌に書きたるその花のびようやなぎの薬効は何

石榴科の落葉中木、挿し木して接木して殖やす花言葉は優美

今日も雨、朱色の石榴熟れていて木戸のかたえに実を輝かす

朱の石榴、ここで日記は止まっていてその日流れた血のような赤

治癒祈る枇杷の実琵琶の形して杳い敗北滅びの歌を

ライラック苦しきことを忘れんと買い求めくる水無月の花

茴香のウィのかなしみ水無月は憂いある月、上水に雨

慎重に用心深く生きてゆくこの石垣の上、茉萸の大木

月見草=自由な心の花言葉もう失った心かもしれなくて

スイカズラ、友愛、献身的な愛 役目終るまで循環してゆく

スイカズラ、献身的な愛のこと ひとりぼっちで落ちてきた天使

「努力する」そんな苦手なことはないなんて言っていたからこんな有様

スウィートピーでしたね確か昨日の花言葉スウィートピーはとても好きです

よき便りだっていうのに発熱中、朝夕気温が定まりません

使者の首を奪っておいで イチハツの花咲きいでて美しい月

お馴染みの友情が出てまいりましたね ご機嫌ようマリーゴールド

多血質ってわけじゃないんだダマスクローズ血色が良いだけなんだ

人間が信じているもの、その一は、時の信仰。マチガイアリマセン

チャって何?茶の木の茶のこと?追憶のページ開けばどこでも逢える

私はどうして生きているのだろうペチュニア=あなたとなら心が安らぐ

翼あるシデの種子ゆえどこまでも装飾多き種族の側脈

側脈のはっきりしているクマシデとイヌシデ・アカシデ分ける装飾

延齢草、水辺に咲けば水の精、山辺に咲けば森の妖精

沸々と燃える紫、涼しさの白い花咲く ラ・ポストモダン

永久不変の何がある 胡桃のような明日を信じて

捨てられた恋人みたいに俯いた深山苧環の雨の紫

田園の憂鬱よりも幸福をユリノキは選ぶ思案しながら

初恋の感動いまだこにある閉じた頁のライラックの栞

亜麻色の亜麻なのかしら親切に感謝しています 夜はアダージョ

「人間は必ず間違いを犯す」一医師の日記に見える傷心の痕

花菖蒲、優しい心どこにある夏来る頃の剥き出しの心

花菖蒲、いつか失くした優しさの降る雨に似た五月の朝 

麦藁菊いったい何を記憶する失ったものばかりだというのに

もう私死にそうな気がしていますムギワラギクが憶える前に

ノカンゾウ何を宣告されている萱原に夏来るという夕べ

桃色のアルメリア咲く海近くお日様のどんな心遣いで

アヤメ咲く危め殺めと変換す 薄紫に野原を染める

密会を果たした二人の帰り道 「人言を繁み言痛み」昔も今も

くるくると回るよ回る幸福の矢車草の回転扉

茉萸の実の真っ赤に熟れてあかねさす茉萸の実入れる籠に一杯

ブレイジング・スター紫の花リアトリス炎の星の燃える想いに

アワモリソウ=恋の訪れなどと言っても風邪の熱にもかなわない恋の熱

槿には槿の思いあるらんに繊細な美が踏み躙られる

スターチス、永久不変の何がある 胡桃のような明日を信じて

牡丹咲く 富貴、壮麗、羞しさの壮絶にして儚いドラマ

美しい星降る夜の銀河鉄道の露受けて咲く野のカンパニュラ

久々に黒っぽい花 当惑の表情見せるアルカロイドって毒

林檎はいいな嘘がなく選択肢として最上の果実と果汁そして花びら

すべて終り、もう何もないと歩く時、道にはツツジ炎え始めている

シャガ=反抗、大根の花に混じり咲くシャガの一群れ小川のほとり

ハハコグサ、風さえやんだ沈黙の薄闇の中いつも想って

梨=博愛、心底虚しいムナシサのゆきつくところ梨の花咲く

アズマギク=別れだなんてさびしいですね またお会いしに来ていいですか

今日の花言葉は苦手領域 媚を知らずに少女の媚は

花言葉は「迷信」という 今日までに信じた空を明日も信じる

血まみれで生まれてきたから私たち「貴方をうらむ」なんてできない

勢力の分散和音 薄には薄の立場 金銀穂波

許されることがなくても美しい ひっそりと咲く狐の曾孫

欲張りな紅葉。「自制、謹慎、隠退、保存」 露払い・太刀持ちにして

いつだってセットで登場する場合 紙の力士の相撲の場合

うなだれて主人の下知を待つように控えるように咲く弁慶草

「チョロギ」って何だほんとに花なのか今さら驚くのも能がない

にっぽんのダリアの艶麗まけていない薔薇より百合より牡丹より華麗に

アケビには白い心の疚しさが才より樹液溢れる果肉

アスクレピアス=行かせて下さいと言ったっていったい何処へほんと愉快な花言葉です

遅すぎるもう遅すぎる用心も慎重ももう間に合わない

約束の天国なんてどこにもない明日地球を離れる想い

誰ゆえに名づけられしか万年草 記憶の底の花に逢いにゆく

〈リコリス=(彼岸花・甘草・熱帯魚でもあった)悲しき思い出〉

死んじゃいたい。そんな気分になったりするルピナスおまえは貪欲すぎる

「愛の通夜」いったいどうしてそんなことに 茉莉花(ジャスミン)の花祭り

「頼りすぎ」蔓紫の花言葉 明日は何で笑おう私











花詞集(花言葉付き)









〈紐鶏頭=心配御無用・不死・不滅〉

不死・不滅 心配御無用何事も思い通りにはならないものさ



不死・不滅・心配ご無用ヒモゲイトウ鶏頭のその赤い冠







〈秋海棠Begonia evansiana=片思い〉

秋海棠冷たい雨の秋の花 紫匂う秋の雨の庭



〈クレマチス= 美しい・たくらみ・旅人の喜び〉

美しい企み秘めてクレマチス旅人の手の赤い風車



〈みそはぎLythrum anceps =悲哀〉

禊萩は仏の乾き癒す花 薄紫の悲哀の水辺



〈なつめZiziphus jujuba=健康の果実〉

敷島の国に棗は植えられてその実その花愁いを除く



〈ツルコベア=世間のうわさ・変転〉

変転は限りなくまた魂の落ち着く先もなく迎える終の日



〈チューベローズ=危険な楽しみ・危険な関係〉

チュ−べロ−ズ危険な楽しみだと言われ恋は魔法の薬と言われ



〈マリーゴールド=健康・可憐な愛情〉

健康と愛情だって?贅沢さ 他にいったい何があるって



〈サルビアSalvia=燃ゆる想い、知恵、家庭の徳、尊敬〉

私のブルーサルビア咲きました唐辛子の赤、サルビアの青



〈レンゲソウ=感化・私の幸福・心が柔らぐ〉

蓮華草あなたの苦痛を和らげる道端にまだ残る春の日



〈芙蓉Hibiscus mutabilis=繊細な美、富貴〉

芙蓉咲く繊細にして陽気な花 富貴の歓楽充ちる夕闇



〈花魁草Phlox paniculata=同意、温和 〉

花魁草ほんとうの名は草夾竹桃 温和な日々が流れますように



〈檜扇Belamcanda chinensis=誠実〉

ぬばたまの緋扇の種、二十手を越える指し手の誠実な詰め



〈へちま=剽軽な〉

剽軽な糸瓜の蔓がのびてゆくひょうきん族のふえる夏の庭



〈アガパンサス(紫君子蘭)Agapanthus praecox=恋の訪れ〉

君子蘭 紫匂う君にして恋の訪れ待つ白き闇



〈オオケタデ(大毛蓼)=汚れない心〉

大毛蓼、蓼科の蓼は多年草河原にあっても汚れない心



〈コマツナギ=望をかなえる〉

駒繋ぎどんな望みを叶えたら駒を繋いでもらえるのだろう



〈ユリノ木=見事な美しさ・幸福・田園の幸福〉

ユリの木の百合の高潔 田園の幸福約束している美しさ



〈ほていあおい=Eichhornia crassipes  揺れる想い 〉

           (英名ウォーター・ヒヤシンス)

ウオーターレタス浮かべる水槽とウォーター・ヒヤシンス植える 夏の水辺に

ふくらんだ葉ッパに何の想い秘め揺れているのかウオーター・ヒヤシンス



〈朝顔=はかない恋・固い約束・愛着・愛情の絆・仮装〉

朝生まれ夕べに儚い生終る仮装のような紫紺の一生



〈芥子=(赤)慰め・慰安〉

〈白粉花=あなたを思う・臆病・内気 〉

臆病なオシロイバナは思います芥子の慰めさえ遠過ぎる



〈カボチャ=大きさ・広大〉

南瓜って広大な夢を育んだアジアの野菜っていう感じだね



〈ツルバラ=いつも美しい・愛〉



〈ヒョウタン=繁栄・利得・夢 〉

〈ヤナギラン=集中する・焦点〉

蔓薔薇は「美しい夢」瓢箪は「繁栄の夢」柳蘭は何故「焦点」なの?花言葉

馬印千成瓢箪 秀吉の夢を担って伸びてゆく蔓



〈菩提樹=夫婦愛・結ばれる愛・結婚・熱愛〉

熱愛はいつかは冷めるそのうちに感謝の心に変るのだろう



〈モルセラ=感謝〉

〈リシアンサス=希望〉

菩提樹は知ってるモルセラの「感謝」リシアンサスの「希望」は知らない



〈麦藁菊Helichrysum bracteatum =永久に、永遠の記憶〉

ぼーぼーと涙流れてとどまらず 永遠にというにはあらざらむ記憶に



〈ステファノティス=傾聴する〉

ステファノス=傾聴するべししなくてはするなら全て解決もせむ



〈フィソステギア=十分に望みを達した〉

十分に望み達したその時に脆くも崩れ脆くも潰え



〈日々草=友情、楽しい思い出〉

友情は愉しい日々のたまゆらの思い出かしら 湖上の花火

日々の楽しい思い出、花束の包装紙から剥がれてしまう

公園の花壇の隅に咲いている日々草は日々元気

日々の患い知らず夏の日も毎日咲いて蕾も一杯



〈すいれんNymphaea=清純な心、甘美〉

睡蓮の花咲く朝 芥川龍之介死す芥川死す



〈ネムノキ=歓喜・創造力〉

ねむ木の合歓の眠りのその中に歓喜している妖精ジータ



〈ジンジャー=豊かな心〉

白い花ジンジャー香るこの夕べ花に降る雨、小径の翳り



〈ルドベキア=公平、正義〉

公平も正義も何もありません 人は何処に塒もつ鳥

凍る夜に凍る心に飛べざれば電網投網投げよ私に

夏の日のブラック・バード黒鳴き鳥 バイバイ、ブラック・バードさよなら



〈フィソステギア=達成〉

達成は何事にもあれ最終の列車、連結解く摩擦音

嘘という理あると知らざりし角砂糖など詰めゆく隙間

裏切りにあらざりハムレットには叔父のローマングラス



〈トルコキキョウ=よい語らい・優美・希望〉

トルコ桔梗、優美な花と思われて希望ある身と思われていて



〈ケシ=眠り、忘却〉

罌粟眠り芥子忘却すケシ揺れてヒマラヤの蒼、青の透明



〈マリーゴールドTagetes =嫉妬、悲哀、勇者、悪を挫く〉

千寿菊、万寿菊とは和名にてマリーゴールド嫉妬の炎(ほむら)



〈ぎぼうしHosta=沈静〉

ギボウシの沈静、夏の日は高く王者のようにまわる日輪



〈ツルボラン=生涯信じます〉

生涯信じますって何を?ツルボランって無責任だね



〈スイトピー=優しい思い〉

スイトピーどんな優しい思い出も失うまでに時間はいらない

思い出を語れば星の瞬きの遠くにあれば過去世の光り



〈グァバPsidium guajava =強健〉

灼熱の太陽支配するゆえに繁栄の美酒剛健グァバ酒



〈つゆくさ=小夜曲〉

露草の青の小夜曲聴くときにカウンター・ショック 水性の死か



〈ツユクサ=尊敬〉

露草が路傍に咲いて露の青ドクダミの白シャガの紫



〈ムラサキツユクサ=尊ぶ〉

菩提寺の僧の袈裟より紫の尊い色の冴える露草



〈ハマユウ=あなたを信じます・汚れがない〉

浜木綿の咲く柚木島の突端の海に下って行く斜面の道

はまゆうが入り江に近い丘に咲き夏越しの夜の海の火祭



〈ヒマワリ= 憧憬・熱愛・情熱 〉

情熱のひまわりが咲く向日葵の種の一つの焦げ茶の秘密



〈松葉菊 怠惰 クレマチス 心の美 〉

〈金魚草 欲望 フロックス 温和〉

〈けし(白) 忘却 〉

欲望も怠惰も希望も忘却もすべてまとめて今日の花言葉



〈ラベンダー= 不信・疑惑・沈黙・芳香・私に答えてください〉

ラベンダーの匂い仄かに香る部屋 まだ見ていない最果ての空



〈ビヨウヤナギ =有用・薬用 〉

白秋も歌に書きたるその花のびようやなぎの薬効は何



〈ざくろPunica granatum= 円熟した優美、子孫の守護〉

石榴科の落葉中木、挿し木して接木して殖やす花言葉は優美

今日も雨、朱色の石榴熟れていて木戸のかたえに実を輝かす

朱の石榴、ここで日記は止まっていてその日流れた血のような赤



〈びわ=治癒 〉

治癒祈る枇杷の実琵琶の形して杳い敗北滅びの歌を

外はまた冷たい雨だ中空に燕飛ぶ夏 枇杷に降る雨



〈 ライラック=美しい契り・思い出 〉

美しい契りかさねるその朝 北のキャンドル灯る明け方

ライラック苦しきことを忘れんと買い求めくる水無月の花



〈ウイキョウ= 賛美に値します・賞讃・力量・よい香り〉

茴香のウィのかなしみ水無月は憂いある月、上水に雨



〈茉萸=用心深い〉

慎重に用心深く生きてゆくこの石垣の上、茉萸の大木

茉萸の実の真っ赤に熟れてあかねさす茉萸の実入れる籠に一杯



〈月見草=自由な心〉

月見草=自由な心の花言葉もう失った心かもしれなくて



〈スイカズラ=友愛。献身的な愛〉

スイカズラ、友愛、献身的な愛 役目終るまで循環してゆく

スイカズラ、献身的な愛のこと ひとりぼっちで落ちてきた天使

言うなれば素裸で立つ樹の心誰よりも知り寄り添う心



《コデマリ=努力する》

「努力する」そんな苦手なことはないなんて言っていたからこんな有様

コデマリの白い可憐な花が咲く 笹走という小さな村に

裏山のコデマリ霧に濡れている霧は流れて谷風運ぶ





〈アヤメ=よき便り〉

よき便りだっていうのに発熱中、朝夕気温が定まりませんね

スウィートピーでしたね確か昨日の花言葉スウィートピーはとても好きです

<アヤメ咲く危め殺めと変換す 薄紫に野原を染める>



〈イチハツ=使者〉

使者の首を奪っておいで イチハツの花咲きいでて美しい月



〈マリーゴールド=友情〉

お馴染みの友情が出てまいりましたね ご機嫌ようマリーゴールド



〈ダマスクローズ=美しい姿。血色の良い〉

多血質ってわけじゃないんだダマスクローズ血色が良いだけなんだ



〈トケイソウ=信仰。信心〉

人間が信じているもの、その一は、時の信仰。マチガイアリマセン



〈チャ=追憶〉

チャって何?茶の木の茶のこと?追憶のページ開けばどこでも逢える



〈ペチュニア=あなたとなら心が安らぐ〉

私はどうして生きているのだろう ペチュニアあなたとなら心が安らぐ



〈シデ=装飾〉

翼あるシデの種子ゆえどこまでも装飾多き種族の側脈

側脈のはっきりしているクマシデとイヌシデ・アカシデ分ける装飾



〈エンレイソウ=熱心に。モダンな美〉

延齢草、水辺に咲けば水の精、山辺に咲けば森の妖精

沸々と燃える紫、涼しさの白い花咲く ラ・ポストモダン



〈スターチス=永久不変〉

スターチス、永久不変の何がある 胡桃のような明日を信じて



〈苧環=捨てられた恋人〉

捨てられた恋人みたいに俯いた深山苧環の雨の紫



〈ユリノキ=田園の幸福〉

田園の憂鬱よりも幸福をユリノキは選ぶ思案しながら



〈ライラック=初恋の感動〉

初恋の感動いまだこにある閉じた頁のライラックの栞











題「サングラス」

サングラス越しに見る時万華鏡みたいに吹雪く桜花びら

倒される時に外したサングラス桜降る日の光の中に

さくらにはさくらの理由あるらしく道避けて通る兄のサングラス



〈アマ=親切に感謝〉

亜麻色の亜麻なのかしら親切に感謝しています 夜はアダージョ



〈カーネーション=傷心。愛を信じる〉

「人間は必ず間違いを犯す」一医師の日記に見える傷心の痕



〈ハナショウブ=優しい心〉

花菖蒲、優しい心どこにある夏来る頃の剥き出しの心

花菖蒲、いつか失くした優しさの降る雨に似た五月の朝 



〈ムギワラギク=常に記憶せよ〉

麦藁菊いったい何を記憶する失ったものばかりだというのに

もう私死にそうな気がしていますムギワラギクが憶える前に



〈ノカンゾウ=宣告。媚びをもてあそぶ〉

ノカンゾウ何を宣告されている萱原に夏来るという夕べ



〈カンパニュラ=感謝。誠実〉

美しい星降る夜の銀河鉄道の露受けて咲く野のカンパニュラ



〈アルメリア=心遣い〉

桃色のアルメリア咲く海近くお日様のどんな心遣いで



〈藤=恋に酔う。歓迎〉

藤の花、白雉の舞の藤の花 あかねさす恋あなたを迎える



〈庭石菖=豊富〉

アヤメ咲く危め殺めと変換す 薄紫に野原を染める



〈グラジオラス=用心。堅固。密会〉

密会を果たした二人の帰り道 「人言を繁み言痛み」昔も今も



〈矢車草=愉快。繊細。幸福〉

くるくると回るよ回る幸福の矢車草の回転扉



〈茉萸=用心深い〉

慎重に用心深く生きてゆくこの石垣の上、茉萸の大木

茉萸の実の真っ赤に熟れてあかねさす茉萸の実入れる籠に一杯



〈月見草=自由な心〉

月見草=自由な心の花言葉もう失った心かもしれなくて



〈リアトリス=燃える想い 〉

ブレイジング・スター紫の花リアトリス炎の星の燃える想いに



〈アワモリソウ=恋の訪れ〉

アワモリソウ=恋の訪れなどと言っても風邪の熱にもかなわない恋の熱

昨日から泳いでいます熱い熱い夏草原の海の揺籃



〈ハナショウブ=優しい心〉

花菖蒲、優しい心どこにある夏来る頃の剥き出しの心

花菖蒲、いつか失くした優しさの降る雨に似た五月の朝



〈ムクゲ=繊細な美〉

槿には槿の思いあるらんに繊細な美が踏み躙られる



〈スターチス=永久不変〉

スターチス、永久不変の何がある 胡桃のような明日を信じて



〈ユリノキ=田園の幸福〉

田園の憂鬱よりも幸福をユリノキは選ぶ思案しながら



〈ライラック=初恋の感動〉

初恋の感動いまだこにある閉じた頁のライラックの栞



〈アマ=親切に感謝〉

亜麻色の亜麻なのかしら親切に感謝しています 夜はアダージョ



〈ボタン=はじらい。富貴。壮麗〉

牡丹咲く 富貴、壮麗、羞しさの壮絶にして儚いドラマ



〈カーネーション=傷心。愛を信じる〉

「人間は必ず間違いを犯す」 一医師の日記に見える傷心の痕



〈カンパニュラ=感謝。誠実〉

美しい星降る夜の銀河鉄道の露受けて咲く野のカンパニュラ



〈アルメリア=心遣い〉

桃色のアルメリア咲く海近くお日様のどんな心遣いで



〈藤=恋に酔う。歓迎〉

藤の花、白雉の舞の藤の花 あかねさす恋あなたを迎える



〈庭石菖=豊富〉

花の季(とき)花に誘われ紋白蝶 花の愁いの森蔭の道  

アヤメ咲く危め殺めと変換す 薄紫に野原を染める



〈グラジオラス=用心。堅固。密会〉

密会を果たした二人の帰り道 「人言を繁み言痛み」昔も今も



〈黒種草=当惑〉

久々に黒っぽい花 当惑の表情見せるアルカロイドって毒?



〈アスター=美しい追想。変化〉

スピードと変化と自由 射手座には必要十分条件として



〈りんご=選択〉

林檎はいいな嘘がなく選択肢として最上の果実と果汁そして花びら

すべて終り、もう何もないと歩く時、道にはツツジ炎え始めている



〈キショゥブ=消息。音信不通〉

日々遠くなりゆくものを何と呼ぶ 消息不明の愛の一片

「亡き名聞く春や三年の生き別れ」丈草の句の中の人影

また消える霞のような人だった消息もなく逝ったあの人



〈シャガ=反抗〉

シャガ=反抗、大根の花に混じり咲くシャガの一群れ小川のほとり



〈ハハコグサ=いつも想う〉

ハハコグサ、風さえやんだ沈黙の薄闇の中いつも想って



〈ナシ=博愛〉

梨=博愛、心底虚しいムナシサのゆきつくところ梨の花咲く



〈アズマギク=別れ〉

アズマギク=別れだなんてさびしいですね またお会いしに来ていいですか



〈ニシキギ=危険な遊び〉

新しい玩具手にして微笑ってる大統領の薄い唇



今日の花言葉は苦手領域 媚を知らずに少女の媚は



やや淡くややしどけなき鄙桔梗 初秋の風に乗る赤蜻蛉

鄙桔梗、山かげに咲く風車 夏蝉だけが知っている青

鄙稀の可憐、汚れを知らぬ青 本陣油屋秘蔵の青磁



花言葉は「迷信」という 今日までに信じた空を明日も信じる

花言葉は「迷信」という 今日までに信じた空は明日は無いかも



血まみれで生まれてきたから私たち「貴方をうらむ」なんてできない



勢力の分散和音 薄には薄の立場 金銀穂波



〈キツネノマゴ〉

許されることがなくても美しい ひっそりと咲く狐の曾孫



〈モミジ=自制。謹慎。隠退。保存〉

欲張りな紅葉。「自制、謹慎、隠退、保存」 露払い・太刀持ちにして



いつだってセットで登場する場合 紙の力士の相撲の場合



〈弁慶草=静穏〉

うなだれて主人の下知を待つように控えるように咲く弁慶草



「チョロギ」って何だほんとに花なのか今さら驚くのも能がない



〈ダリア=華麗、優雅、威厳〉

にっぽんのダリアの艶麗まけていない薔薇より百合より牡丹より華麗に



〈アケビ=才能〉

アケビには白い心の疚しさが才より樹液溢れる果肉



〈ユーカリ=思い出〉

さみしくて死ぬコアラ ユーカリの森よ育て



思い出は夏のあの人 輝いていた海 鉛色



複雑にしないで 朱雀血を吐いたか



〈アスクレピアス=行かせてください〉

アスクレピアス=行かせて下さいと言ったっていったい何処へほんと愉快な花言葉で





〈ナナカマド=用心。慎重〉

遅すぎるもう遅すぎる用心も慎重ももう間に合わない



〈オオデマリ=約束。天国〉

約束の天国なんてどこにもない明日地球を離れる想い



〈万年草=記憶。私を思い出して〉

誰ゆえに名づけられしか万年草 記憶の底の花に逢いにゆく



〈リコリス=悲しき思い出〉

〈リコリス=(彼岸花・甘草・熱帯魚でもあった)悲しき思い出〉



〈ルピナス=空想。貪欲〉

死んじゃいたい。そんな気分になったりするルピナスおまえは貪欲すぎる



《ジャスミン=愛の通夜》

「愛の通夜」いったいどうしてそんなことに 茉莉花(ジャスミン)の花祭り



「頼りすぎ」蔓紫の花言葉 明日は何で笑おう私





 

祥  * 『花詞集』 * 20:01 * - * -
このページの先頭へ