人みながアナーキーなるときもあれ 首都を覆って雲の曼荼羅
・現実には何があっても堅実に暮らす人々 お伽噺の結末は残酷なものと
・『ラスト・タンゴ』の中でダンサーが 「嘆くことはない その価値はないから」
・現実には何があっても堅実に暮らす人々 お伽噺の結末は残酷なものと
・『ラスト・タンゴ』の中でダンサーが 「嘆くことはない その価値はないから」
・遠い日に観たあの舞台、この舞台 夏の盛りは録画にて視る
・松原の遠景に見る富士にして 銭湯なれば一日に描かれ
・白狐がいて輪になり踊る夜祭の 鈴を鳴らして神前の踊り
・萌黄色、浅黄、紫、藤重ね 御奉納とて絹を彩なし
・中心に直衣、直垂、冠の公達がいて宴たけなわ
・空蝉の、うたかたの、夢の欠片 日々に消えて
・古里に夏越しの祓 平安の昔より茅の輪をくぐり続けて
・『ヴァイキング』の仲間でもあり富士正晴、久坂葉子の友人でもあり
・坂道を下れば阪急六甲で久坂葉子も通った道で
・最後には「幾度目かの最期」を果たし帰らぬ人となったその人久坂葉子
・ほんの僅かな毒素でいい人々を恐怖に陥れるには 口を封じるだけならそれで
【BS世界のドキュメンタリー▽「生物兵器の脅威」】のようになっている。
台風も逸れてくれるといいな 関東あたりで洋上に出て
*
6月30日付で、日本原子力発電所の非常勤取締役に
勝俣東電会長が就任したという。
誰がどう脱原発の動きを止めようとしたところで、
原発は、福島の事故で終った。
それがどんなに合理性を欠く存在であるかを、
一目で明らかにしてしまった。
もう戻ることは無いだろう。
その危険性を知らせないようにすることだけで、
成り立っていたのだから。
知ってしまえば終りなのだ。
もちろん推進派の揺り戻しは、執拗に続くこととは思うし、
フランス(現在58基保有)、アメリカ(現在104基保有)など、
推進派の代表である大国は、大国のエゴを押し通そうとするだろうし、
新しい、より安全な次世代原発へシフトしようとする動きもあるだろうけれど、
無理矢理進めようとしても、フクシマが証明したものは、余りにも大きい。
無視するのは無理だ。
世界中の人が見てしまったし、聞いてしまった。
と言っても、ヒロシマ、ナガサキの後にも、世界は核を捨てなかった。
それどころか、膨張するだけ膨張し、核実験が続いた時代もある。
今も、新興国で核を持ちたいと思っている国は多々ある。
だから、素直に一直線に、核や原発が廃止されるということは無いだろう。
それでも、電力を生み出すリスクと最終処理までのコストを考えてなお、
合理的で安全なエネルギーだと、心底思える人はいないだろう。
思ったとしたら、馬鹿だ。
だから、人類が、進むべき方向は、現在は少数派であろうと、
原発を失くして行く方向へ行くことだけは間違いない。(と思いたい。)
あとはそれぞれの思惑や駆け引きが絡んでいるその結び目を解きほぐしていきながら、目的を見失わず、諦めず、努力を続けることしかないだろう。
ただ、日本の場合は、地震国であるという絶対条件付きであることから、
悠長なことは言っていられない。
時間との競争であり、間に合わなければ、
日本という国の破滅・消滅につながる。
天災の規模、時期、それは如何ともしがたいものがあるけれど、
その地球の活動エネルギーの大きさに対する敬虔な気持ちに基づく危機感を
持っているか持っていないかが、被害の深度を大きく分ける。
*
時間との競争・・・・・
結局、時間との競争には負ける気がする。
世界はともかく、日本では、間に合わない気がする。
日本が消滅するまでの被害には至らないまでも。
今すぐに、全原発を停止する。そういう思い切ったことが出来るのは、
本当は、今、事故を起している日本だからこそ出来ることなのに。
今後のどの時期よりも抵抗が少なく、理解が得やすい時なのに。
段階的に、なんて言っているうちに、災害はそこまで迫っているかもしれず、
政治も醜い争いを繰り返すばかりだから、ソドムになっても仕方ないのだろうか。
・システムが変わらないのはシステムを変えたい人が少ないからか
・テロリスト集団がいて狙うなら日本は最適 原発だらけ
・一発の「汚染爆弾」落としても 必要十分量を満たせる
・海岸は接岸するのにたやすくて 無防備だから簡単でしょう
・でも今は福島だけは無理かしら既に静かに墓場となって
・候補地は他にも沢山あるのだからウランを抱いて眠るのだから
・日本は自殺行為を選んでいる 自ら選んで原発を置く
・さもあれば自業自得と原発を標的とするテロリストもあれ
・戦争の仮想もたいそうたてやすく標的とする原子炉があれば
・防衛を云々するのもおかしくてぐるぐる巻きに爆弾を巻き
・原子炉で日本中を囲ったから どうぞいつでもそうどこからでも
もう高濃度汚染水の移送さえ叶わなくなっているのに、
これから梅雨時になると、ジャブジャブの地盤をまた水が襲う。
次から次へと、心配事の尽きない原発であることよ。
信じられないことに、こんな厄介なものを、
存続させようと考える人たちがまだいるのだ。
全国の原発を完全に廃止にしても、
それだって、安定的に冷却するまでは、まだ何年も、何十年も安心できず、
廃棄物のことを思えば、その上に、何万年も、何十万年も安心できないなんて、
いったいどんな試練で、世界中の原発を採用している国の中でも、
なぜ特別多く、日本は、この試練を担うよう選ばれたのだろう。
我が身の愚かさの故とは言え、子供たちまで、否、子供たちこそ、
未来永劫のように、試練を受けつづけるのだろうか。
福島の人15万人が30年間、健康調査を受けることになったという。
福島の人だけで済むかどうかさえわからない、
関東も酷いし、日本中に広がってもいる。
毎日、毎日、汚泥から、水産物から、茶葉から、
放射能が検出されている。
神さまに祈っても仕方がないけれど、
どうかもう堪忍してください。
私たちに今出来ることは何なのですか。
今からでも出来ることは。