「愛媛県民の悲願」は加戸さんの思い込みであるらしい 愛媛県は冷静のよう

昨日のTBSやテレビ朝日の報道によれば、

加計学園の獣医学部開学への動きには

不自然なものが多い。

 

まず、なぜあんなに熱心だったのか知らないが、

愛媛県前知事加戸氏の熱心さに比べて、

現在の愛媛県の担当者は、至極冷静だった。

 

補助金割合やその拠出のことも、

まだ何も決まっていないということだった。

(愛媛県に対する今治市の期待値に過ぎないと。)

 

それなのに、突き進んだということは、

32億円の空白が出た場合、どうするつもりだったのだろう。

 

全部、今治市で引き受けるということなのだろうが、

ほぼ100億円、財政赤字に悩む今治市の決断としては

不自然の感が否めない。

 

つまり、加計学園に、いいように利用されているのだろう。

それも承知で、誘致することを承認していたのだろう。

何もかも、しんじられないほど杜撰で、

計画性のない行程。

 

「SID創研」なる設計会社は、加計グループの錬金術用カンパニーであって、

大阪の大建設計という会社が、実質請け負っているらしい。

 

(そして、この大建設計は、豊洲市場の設計も担当しているという。

となれば、坪単価200億円という、

その積算根拠の妥当性も疑われてよさそうだ。

 

事実が、どうなっているか、知らないが、

豊洲市場は、今治よりもさらに巨額の建設資金が関わっており、

都民の税が使われることだから、今後、

その目で見ておくことだけは必要のようだ。

 

豊洲の場合、

大阪の会社なのに、しかも、

豊洲となれば、ゼネコンが担当しそうなものなのに、

なぜ、大建設計なのだろう。

工期も定め難いややこしい案件ゆえ、

大手ゼネコンが辞退した結果としても、

大手ゼネコンの仮の姿で、100%子会社なんだろうか。

わからないことが多い。)


また、今治の場合、

建築は、アイサワ工業という岡山の業者が担当し、

自民党代議士逢沢氏の親族の会社でもあると。

加計グループ企業&名指し企業で完結する輪になっていて、

なかなか怪しさ満載の案件ということになる。

いったいどの段階で、地元を潤すのだろう。

地元からは、引き出すだけではないのだろうか。

 

写真では、ワインセラーそのものは、

樽が並んでいるわけでもなく、大したものではなかった。

ただ、お粗末という点では、先端医療研究にふさわしいほどの

機密性ある研究室、実験室の不存在の方が問題だろうと思った。

細菌の封じ込めに疑問が残るだろうから。

万が一にも、謎の病原菌拡散基地になっては、困るのだ。

 

で、籠池氏の補助金詐取には、

あれほど熱意を示している検察は、

当然のことながら、

この桁外れの巨額詐欺疑惑を捜査する気は

満々でしょうね。

祥  * 『時事』 * 09:49 * comments(0) * trackbacks(0)

立つ位置を錯覚したまま誤魔化して代理人を間違えている

なぜ、こんなにも木端微塵にされ、

なぜ、こんなにもバラバラなのだろう。

 

「国民」と言ったって、階層は別々だ。

江戸時代は、士農工商と言ったが、

今は、どんな階層に分かれているのか。

 

富裕層が求める税制と、

貧困層が求める改革は相反するわけであり、

中間層が政府に望む政策もまた違うはず。

 

どんな時代にも、各層が生きて暮らしていたけれど、

いつからか、恵まれない層も、普通と思っている層も、

その意見や要望を託せる代議員や政党を失くしてしまった。

 

たぶん、自ら失くしたのだ。

たぶん、自ら切り捨てたのだ。

錯覚し始めた頃から。

 

自分の居場所が、変ったと思ったのだろう。

無産階級であり続けながら、

猫の額ほどの土地や、雀の涙ほどの預貯金や、

僅かの給与や、職場を奪われないための保身本能で。

現在の生活が維持ができるためには、

そして、「日本を脅かす悪い外国から国を守る」ためには、

自民党しかないと、思ってしまったのだろう。

 

遠の昔に労働組合や学生組織は、消滅してしまい、

僅かに大企業のサラリーマンを中心とする組織しか

残らなくなってしまった。

 

行き場のない意志がよどむ。

いったい誰が、この国を支配しているのだろう。

その税の配分を決める人たち。

 

その税の決定に関与できず、

何をどこにどう使われているかを、

ほぼ知らされることなく、

黙って税を納めるだけの一般市民。

 

その利害に見合う代理政党も議員も持っていない。

大企業を代弁する政党や、富裕層の利害を代理する政党はあっても、

数の多い層を代表するものがない。

 

富裕層は、力はあるが、数は少ない。

一般市民は、力はないが数が多い。

選挙では、数は力のはずなのに、

なぜか、一般市民は、自らを富裕層と錯覚しているかの如く、

富裕層をさらに富ませる制度や税制を採択する党に投票する。

そして、権利は縮小し、格差はどんどん拡大する。

 

なぜ、と、思うが、

多分、なぜも何もないのだろう。

錯覚して過ぎた何十年があり、

これからも、そうして過ぎて行くのだ。

「強者」の側を選択することで、

「強者」の側に属した気がするのだろう。

自らの貧しいことを認めず、

自由ならざることを憂えず。

 

現実を認めず、

強者の側に立つ。

虎の威を借りて強くなった気がするのだろうか。

思えばそれが、全体主義の始まり。

大いなるものに一体化して安心を得るという錯覚。

そして良い気持ちになる。

全体主義の陶酔効果。

戦争にだって何だって突き進める土壌。

 

貧しい側に自分を入れず、

富める側に意識を押し込んで、

貧しい自分を、なおさらに貧しくする税制を選ぶ。

自由ならざる自分を、さらに縛る制度を選ぶ。

 

うそでも、明るい希望を語り、

うそでも威勢のいい言葉を並べる指導者を選ぶ。

 

いつかは、そちらの側へ行けると、

はかない望みを託しているのか。

永遠に自己認識を変えない。

 

自分は中流だと錯覚したまま、

最後まで行ければと、

選択しているのかもしれない。

自覚したくないこともあるのかも。

 

はかない希望でも、ないよりマシなのだ。

貧しい人は、いつかは普通に、

普通の人は、いつかは豊かに。

そう思って、まやかしを選択する。

アベノミクス的まやかしを。

醒めない夢なのだろうか。

自らを騙し続けて。

 

ゆえに、安倍内閣は、それを利用する。

願望を掬い取って満たすためではなく、

支持率を上げ、政権与党を選択させ、

やりたいことをやるために。

 

民主主義は、多数決。

数が事を制する。

数は富裕層ではなく、一般大衆が持っている。

つまりは、その人心を掌握することで、数を握ることが出来る。

大衆を上手く騙せれば、その望みは達成できる。

政権が事を為すためには、どんな手でも使うわけであり、

目的が、よこしまであればあるほど、入念な誤魔化しが実行される。

一つは、経済。

一つは、外国の脅威。

 

最終目的は改憲。

祥  * 『時事』 * 05:35 * comments(0) * trackbacks(0)

ワインセラーのある最上階と建築費水増し。補助金不正取得問題。

 

NHKが逃げ回ってモタモタしているから、

TBSや、報道ステーションが、

取り上げるようだ。

 

加計学園獣医学部の設計図から見た

建設費用問題が取り上げられるようだ。

NHKは、これで二度目だね。

圧力に負けては、報道の姿勢を歪めている。

 

最上階の社交場(会議場)と、

バイオハザードを懸念されるオープンラボ(状態の実験室)。

 

 

ただ、何を報道しても、国民は安倍政権の悪に馴れてしまって、

インパクトも少ないのだろう。

それでも、不正を見逃し、そのために、今治市民や愛媛県民の税が使われ、

国民の税も、私学助成金で使われるとなると、長引く問題ではないだろうか。

許してはいけないと思う。

 

 

祥  * 『時事』 * 05:27 * comments(0) * trackbacks(0)

安倍政権がこのまま存続し民進党代表が前原さんになり となるような最悪の明日が来るのだとしたら

となるようなら、絶望的だな。

(わざわざ選挙で自民党を勝たせるための民進党なら不要でしょ。

潰れてしまえばいい。)

 

党員の支持は、前原さんの方がリードしているらしいけれど、

前原さんは、小池新党と中道的連携を、

なんて言って、

それじゃあ つまり、

どっちを向いても、

自民党も同じ。

 

第一自民党と第二自民党、

ついでに第三自民党。

どこまで行っても、

オール自民党も同じ。

 

さよなら日本。

の状況になる。

 

しかも、そんなことになっても、

それで良しとする人たちが多いということなら、

何をかいわんや、であって、

好きなようにやって下さいという結論になる。

 

もし、そうなるなら、

なぜそうなるか、

ということだよね。

なぜ、そんなに自民党寄りの政策がいいのか。

 

ほんとうにそれでいいのか。

現実的って、そういうことなのか。

全然違うと思うけどね。

 

結局、ナショナリズムが、

どんな主張よりも選択肢よりも強く、

根底的に支配しているということなんだろうな。

 

いざとなれば、自国第一主義は、トランプさんに限らず、

人々の本音で、それが自民党を選ばせ、軍事国化を容認し、

民進党では、前原さんがリードするという現象になるのかしら。

 

まったく、この傾向は変えられないのかしら。

全てをリセットし、

頭をクリアーにし、シャッフルするためには、

何が必要なのだろう。

 

眼があっても耳があっても、

安倍さんの、うそもごまかしも悪事も通してしまうなら、

その眼と耳を何とかしないと、

と言っても無理なんだろうけど、

なぜって、どんなに目の醒めるようなことがあっても、

反省も教訓もほんの一瞬。

喉元すぎればすぐに忘れてしまう国民。

 

あっと言う間に、すぐに忘れてしまうんだもの。

すべては、なかったことにして。

 

関東大震災があっても、地域限定事故として忘れる。

原爆を落とされても、それでも地域限定事故として忘れる。

原発事故があっても、地域限定事故として忘れる。

何があっても忘れる。

他人事と出来る限り他人事として。

そういう国民性なんだろう。

私たちは、永遠の灰色世界を受け入れることになる。

自らの世界だけは、あっけらかんとアカルイのだろう。

 

 

祥  * 『時事』 * 05:00 * comments(0) * trackbacks(0)

今そこで死んでしまった息絶えた蝉がいるのね 静かになった

加計学園の闇は果てしない。

その背後にうごめいているのは、

新自由主義につらなるグループと、

日本会議につらなるグルーブ、

経済利益を、広く全体に分けずあたえず

思想信条の同じ人たちで独占したい人たち。

戦前的価値観を、現代に持ち込もうとする人たち。

 

彼らが、一群となって動き、

互いに支え、カバーし、時に応じて企業家として参戦し、

時に応じて、大学教授の立場を利用して論理的客観性を装う。

 

首相を擁護する経済学者、

元官僚の大学教授などが盛んに岩盤突破を主張するが、

たとえば、竹中平蔵。

悪名高き弱肉強食の実行者。

 

自らが関わる法人へ利益誘導するために、

特区委員でいるようなものだ。

様々な特区を利用した事業を展開し、

露骨に利益誘導して、

自身が会長を務めるパソナへ利益を収斂する。

 

たとえば、高橋洋一、原英史、岸博之。

政権擁護指数が上昇しているのも尤も。

岸博幸氏が、前川氏を「官僚のクズ」

とも言って批判していたのも記憶に新しい。

 

原氏は「株式会社政策工房」なる政策コンサルティングの会社の

代表取締役社長を務め、

高橋洋一氏が、代表取締役会長だという。

 

コンサルタント会社の経営陣が、

ほぼダイレクトに特区に関わるというおかしな話。

彼らは、そのパイプを最大限に利用し、

高額なコンサルタント料を取り

特区申請の方法を教え、講師に招かれ、

アシストする当事者にも近い人々。

 

客観性に欠け、「一点の曇りもない」と主張したり、

その主張を擁護できる立場にはない。

祥  * 『時事』 * 11:18 * comments(0) * trackbacks(0)

国内が分裂しているアメリカの分裂が分裂を生み弾圧が弾圧を呼ぶ

アメリカは自由と正義の国 だったはずだが

今や排斥し、遮断し、壁を作る国。

 

弾圧って、強権発動ばかりじゃないからね。

柔らかく締め上げられるという場合もある。

 

 

祥  * 『時事』 * 11:08 * comments(0) * trackbacks(0)

病原菌対策も研究も出来なくて、感染基地となる岡山理科大獣医学部か。

レベルの問題と、

感染を拡大する恐れのある機密性に欠ける設計仕様。

最上階の社交部分だけは、ホテル並みに充実しているようだから、

獣医学部以外の産業計画でも考えれば?

転用なり、活用なりして。

 

獣医学部としては、再確認して、

戦略特区の段階から見直さないと。

祥  * 『時事』 * 07:08 * comments(0) * trackbacks(0)

「まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる ということははっきりと申し上げておきたい。」

と言った安倍総理は、困った時には、

北朝鮮が援護射撃をしてくれるので、

(その上、最近はトランプさんも。)

息を吹き返し、健在のようだ。

 

受け皿がないとは、なんと便利なことよ。

このまま軍事化が進み、破滅の序章となっても、

誰も止めることが出来ないのだろうか。

 

一億人以上の国民がいながら、

一人の首相を追いつめることも、

罪を告発することもできないとは。

 

国民一人一人が、

思考停止に陥っているも同じこと。

 

すべてのことを他人事と見て、

見ぬふりをし、

言うべきことを言わず、

総意に従っていれば、

気がついた時は、

次に血祭りに上げられるのは、

自分の順番になっているに違いないだろう。

 

 

祥  * 『時事』 * 14:33 * comments(0) * trackbacks(0)

前もって相談して決まった売却額なのに近畿財務局はどうなったの?

一方だけ、逮捕、拘置延長、再逮捕。

いくらまでなら払えるか、と聞いて、

その金額以下にした近畿財務局は、

さて、どうなっているのだろう。

 

逮捕されたとは、聞いてないが、

任意で聴取中だろうか。

 

籠池さんは、各種の補助金詐欺を働いて、

天下の大悪人化もしれないが、

一人で詐欺を働いたということにするのだろうか。

国が騙されたということにするのかしら。

 

相対のような関係で、

国側が不問になるのはおかしいこと。

公務員が、国有財産を適当に処分したとなったら

罪は、担当した財務局の方が多くない?

 

しかも、

共謀して証拠隠滅し、かつ、国会でうその答弁をし、

しかも、その人を国税庁長官にするとは。

 

それで、何事もないように時間が過ぎて行くなら、

納められた税や、国有地を管理する財務省は、

非常に問題がある省庁と言える。

 

麻生さん、国会に眠りに来ているわけじゃないでしょ?

監督責任はないの?

だいたい財務大臣期間が長すぎない?

長すぎるのは、癒着の始まりだよ。

 

検察も、補助金詐欺のことだけに終わって、

肝心要の国民の関心事には、触れないまま終わるつもりかしら。

だとすると、それこそ、権力への忖度であって、

司法の独立さえ疑わしい。

 

それって、三権分立の精神を無視することだよ。

司法が国家権力の側に立ってしまえば、

国民の味方は誰もいなくなる。

 

祥  * 『時事』 * 13:56 * comments(0) * trackbacks(0)

朝鮮学校を高校授業料無償化適用外とする国の決定に対する前川さんの意見、正しいと思う。

それが、どうして驚愕発言になるのだろう。

八幡和郎氏は、驚愕発言だというが、

前川さんが、夜間高校の継続や、

朝鮮学校だけに授業料無償化を停止する国の決定に

反対の意見を持ち、

支給を続けるべきだとするのは、少しもおかしくない。

驚愕発言でもない。

 

日本の政府が、北朝鮮への制裁措置を、

朝鮮学校にも適用することが妥当かどうか、

意見があっていいこと。

 

政府の決定だからと、全ての日本人が、

当然のことと、

また自分には関係ないことと、

口を噤んでいたら、その方が怖い。

 

日本政府のやり方は、

坊主憎りゃ袈裟まで憎いとでもいうように、

または、親の仇は長崎でと、

親の罪を子供にも押し付けて

虐めているようにしか見えない。

 

日本国内で学ぶ生徒に、母国政府の罪をあがなわせるのは、

正当と言えるのだろうか。

もし、日本政府の、その時々の政策や外交姿勢によって、

日本人の子弟が、外国で差別を受けたら、

それも正当だと思えるだろうか。

 

ほんの少し前まで、友愛と寛容、

人道を唱えたこともある日本政府の、

突然の支給停止は、再考して然るべきだという意見を述べた

前川前次官の意見に賛成だ。

 

 

アゴラ

言論プラットホーム

前川氏が朝鮮学校を全面的に支援する驚愕発言

2017年08月15日 14:0

八幡 和郎

 

衆議院インターネット中継より(編集部)

文部科学省前事務次官の前川喜平氏が、14日付の東京新聞朝刊に掲載されたインタビューで、朝鮮学校への高校授業料無償化の適用について驚愕の発言。

大阪地裁が、朝鮮学校を高校無償化の適用対象外としていた国の決定を「違法」とする判決を先月28日に出した。

同種の件で、広島地裁は19日に「国に裁量の逸脱はなく、適法だ」「朝鮮総連の『不当な支配』を受け、無償化のための支援金が授業料に使われない懸念がある」ことを認めた。

ところが、大阪地裁では、政府や維新関係者に厳しい判決で知られる裁判官が担当し、正反対の判決を出した。国の対応を「教育の機会均等の確保とは無関係な外交的、政治的判断に基づき、法の趣旨を逸脱し、違法で無効だ」と結論づけた。

これについては、朝日新聞が先月30日の社説で「国は司法の判断を重く受けとめ、速やかに支給すべきだ」と書いて話題になった。

都合が良い判決は無視し、特異な判断で知られる裁判官の上級審で覆る事がほぼ確実な判決は重く受け止めろという朝日新聞が得意のダブルスタンダードだ。

そうしたら、今度は、前川氏が、自分は担当審議官として支給に向けて努力したとし、大阪地裁の判決を「妥当だ」と、東京新聞のインタビューで語った。

そして、「今更どの面下げてという話だが、せめて司法で救済してほしい」などと述べたのだという。

私はこの前川氏の発言は三つの意味でおかしいと思う。

第一に、政治・外交的な理由での不支給が不当などというのは、まさに文科行政にありがちな、縦割り行政での岩盤規制を擁護する唯我独尊的思考というものだ。

私も、教育の機会均等を願い、また、教育予算の増額を是とするう文科省の立場として「支給したい」という思いがあるのは、ある意味で当然だと思う。また、昨日、「秘史:北朝鮮と保守政権の持ちつ持たれつの過去(特別寄稿)」でも書いたように、戦後、韓国の李承晩政権が、在日同胞の帰国を嫌い、一方、日本政府は朝鮮人が多く日本に在住するのを嫌っていた時期に、北朝鮮への帰還事業を日本政府も国益に合致するとして支援し、その文脈で帰還の準備としての朝鮮学校の存在に否定的でなかった歴史もあの時期の関西に生きた人間として、リアルタイムで、その推移を憶えている。

朝鮮学校の父母も日本で納税しており、「日本人の税金で朝鮮学校の面倒を見るのは:という一部の保守派の人ほど頭から否定的ではない。

しかし、無償化の適用対象とするか否かは、政府が拉致問題や国際情勢など含めて総合的に判断して問題してはいけないとはいえない。「文科省の縄張りだから、政治や他省庁は入ってくるな」とも受け取れる前川氏の発想は、とうてい容認できない。外務省などに対して、よほど恨みでもあるのだろうか。

第二に、前川氏は、「朝鮮学校の民族教育に北朝鮮につながる部分があるとしても」、それは「日本で生活し、日本の社会の中で、日本人と一緒に社会をつくっていくための民族教育だ」という狡狙皚瓩鯏験している。

次官辞任の際、前川氏は全職員に「多様性が尊重される社会を目指してほしい」とメールを送っている。彼の多様性は、世界で最も極端に多様性を否定している北朝鮮的な全体主義も肯定し、それを正当化することを子供たちにたたき込むことを指すらしい。

第三に、裁判で係争中のこの問題について、文科事務次官をやめたばかりの人が国の立場と違う側を支持するような言動をする事はモラルに反する。本日の産経新聞では、「政策面で対立して辞めたのではないのに、現職のときは我慢していたと辞めてすぐに言うのは社会常識に反する」という私のコメントが出ている。

もし事務次官が、この問題に反対して大臣と対立して辞任したというなら、国と対立する側を支援しても、それはおかしくない。

しかし、前川氏は天下り問題での前代未聞の不祥事でクビになったのである。加計学園問題でも朝鮮学校でも、抵抗しようと思えばできたのに保身のためにしなかったのである。

ところが、辞めたら反対の立場に立つ。とくに、裁判になっている問題についてこのようなことをするのは、一般社会でも許されないのではないか。

東京新聞の記事では、朝鮮学校の生徒が2010年7月に無償化適用を求める署名を文科省に提出したときに、対応した前川審議官が「多くの署名を集めたことを評価したい。日本人にも理解が広がっているのは良いこと」と応じたとしている。

しかし、産経新聞は、「前川氏はこの発言を報じた当時の朝鮮新報の記事について尋ねた翌月の産経新聞の取材に対し、「言った記憶がない」と否定している。このときの前川氏と生徒らとの面会は、日本の報道陣をシャットアウトして行われていた」と報じている。

その朝鮮新報の記事によれば、前川氏は、「無償化」問題が浮上した後、数校の朝鮮学校を訪問し、生徒たちはまじめに勉強したといい、「適用可否がはっきりしない状態が続き、生徒たちを不安な気持ちにさせて申し訳ないと思っている。生徒たちの力でこんなに多くの署名を集めたことを評価したい。日本人にも理解が広がっているということは良いこと。生徒たちの気持ちと署名は、必ず文科大臣に伝える」と話したのだという。

いやはや、なんともいいがたい人が文科次官だったものだ。

 

祥  * 『時事』 * 07:31 * comments(0) * trackbacks(0)
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