銀河最終便
WEB日記

CS衛星劇場で「暖簾」を観た。なんという贅沢な配役。森繁久弥、山田五十鈴、乙羽信子。                 

 

 

そして監督が、川島雄三。

 

贅沢な、映画の醍醐味を味わった。

今の俳優もいいけれど、

この頃の俳優の上手さったら、

何て言っていいか。

 

白黒なのに、全然古い感じがしない。

テンポよく飽きさせず、

グングン引き込んで行く。

 

浪花千栄子や、中村鴈治郎。

ちょっとした役だけれど、

扇千景や中村メイコも出ていた。

鴈治郎と言えば、『越前竹人形』にも、

京マチ子と若尾文子の『浮草物語』にも出ていたね。

 

あの頃の映画によく出ていた山茶花究。

本家の二代目の役をしているが、

同じ森繁久弥の『夫婦善哉』でも、

山茶花究は長男の代わりに跡を取った妹婿の役をしていた。

: 『映画・演劇(宝塚)・TV・コンサート』 : - : - : posted by 風間祥  :
ミュージカル『ブラック・メリーポピンズ』が始まった。/CS                  

 

私が観たときは、初演の音月桂さんがアンナだったけれど、

今日、CSで放送のは、2016年の中川翔子さんが同役を演じている。

 

韓国製ミュージカルは、このミュージカルでメリーを演じた一路さんは、

同じころ、池袋の東京芸術劇場で公演された

「シャーロック・ホームズ/アンダーソン家の秘密」で

女性のシャーロック・ホームズを。

 

「ブラック・メリー・ポピンズ」

優しくて怖い心理スリラー。

メリーと四人の子供たち。

 

私は、音月桂さんのを、

もう一度観たいな。

お転婆で可愛くて、

歌が抜群に上手。

ほんとうに良い声だった。

悲劇の深さを伝える声。

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『レベッカ』/シアタークリエ                 

千秋楽の前日に観た。

 

涼風真世の透けるような白い肌。

黒一色の衣装。

 

大きな瞳が見つめているのは、

ただひたすらにレベッカのみ。

 

燃え落ちるマンダレイ。

炎の中に消えたのは、

ダンヴァース夫人でなく、

レベッカそのもののようだった。

 

涼風真世のダンヴァース夫人は、

映画のように、憧れ守り仕えるだけの、

自らは召使であるダンヴァース夫人ではなく、

一人二役のようなダンヴァース夫人。

美しく君臨した、しかし、死病を得て自殺するレベッカと同化するダンヴァース。

 

初演の時から現在まで、

声量も美貌も全く衰えることを知らないことに驚く。

奇蹟を見るようだ。

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ミュージカル「オン・ユア・フィート!」                 

久しぶりに、良いミュージカルを観た。

 

シアタークリエで、22日に観た、eプラスの貸し切り公演、

朝夏まなと主演の「オンユアフィート」。

 

初めは、激しい音楽に歌い踊る

元気がいいだけのお芝居かと思ったが、

後半、主人公が、

自動車事故で生死の境を彷徨うあたりから

(このあたりの舞台装置、美術も、とてもよい。)

シリアルな心理劇となり、

情感溢れる母娘、夫婦、芸術家同士の、

葛藤と和解の劇となる。

素晴らしく激しく、優しく、

心を打つミュージカルとなった。

 

朝夏まなとが、女優として一気に花開いたような活躍を見せ、

情熱的な歌姫をいかんなく演じ切る力強さが素晴らしい。

 

母親役を演じる一路真輝も、

カトリーヌ・ドヌーブを思わせるような知的で洗練された美しさと、

ほとばしる感情や複雑な心理を的確に表現する力を得て、

ほんとうに良い女優さんになったなぁと思わせる。

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新 花へんろ 〜風の昭和日記〜その一・その二、その三・その四 / BSプレミアムカフェ                 

今回は、新 花へんろ(1997年)

語りは、小沢昭一

スタジオキャスター 渡辺あゆみ

 

配役には、

西島秀俊

橋爪 功

佐藤友美

羽野晶紀

渡辺いっけい

塩見三省

國村隼

烏丸せつ子

などが加わる。

中江有里さんも

女優として参加している。

 

沢村貞子さんや、中条静夫さんや渥美清さんが、

この時までに亡くなられて、

語り手や配役に交代があったということだ。

 

 

桃井かおりさんの夫役も、

河原崎長一郎さんから

伊武雅人さんに代わっている。

 

早坂暁さんは、

東大医学部を蹴って、

日大芸術学部へ行って、

映画や脚本の世界へ入っていったわけだけど、

意志が強いね。

桃井かおりさんが演っている、

早坂さんのお母さんの子どもへの

理解の仕方が素敵だね。

 

そういえば、

10歳までは育たないと周囲に言われ、

4歳までは脚が立たなかった早坂さん。

その子を乳母車に乗せて、

お四国、八十八か所の旅に出て、

ただ一人成長を祈念し育てた母である人が、
わが子が従軍する時に、
生涯にただ一句詠んだ句。

 

・十五吾子の頬のごとくや春の月 

 

 

戦争が終わって、

海辺の町にも

何かしらの変化が。

 

戦前篇の方が、

花へんろ らしいんじゃないかな。

ずっと印象に残っていたのは

戦前篇。

戦後編は視ていない。

あったことも知らなかった。

今回の戦前篇を総集編で見せるというのは、

かなり風情が損なわれた。

じっくりと全部を、

いつか見せてもらいたい。

 

今回、総集編で流しているのは、
要するに、

新しく制作した『花へんろ特別編 春子の人形』

(8月4日、土曜日放送   出演 坂東龍太、芦田愛奈、)

のための番宣なんだろうな。

: 『映画・演劇(宝塚)・TV・コンサート』 : - : - : posted by 風間祥  :
花へんろ NHK BSプレミアム を視た 桑原研郎さんの音楽がいいなぁ                 

四国の、瀬戸内の海の穏やかさ。

あくまでも優しい海と海辺の町をめぐる遍路道。

 

遍路道に面して、

商店が連なり、

早坂暁さんの生家である富屋勧商場があった。

 

このドラマ、

今見ると、吃驚することばかり。

何と、このドラマには、

「 後ろ姿の しぐれてゆくか 」 の、

種田山頭火が、登場する。

 

 

若い頃の、桃井かおりは、

早坂さんの母親の役。

 

懐かしい顔、顔、顔。

中條静夫、沢村貞子、藤村志保、

下條正巳、加藤治子や樹木希林、

市原悦子、小林亜星、磯野洋子

語りは渥美清だ。

 

それにしても、早坂暁さんを含めて、

大半の人が、彼岸へ行ってしまった。

 

広島、原爆、人が燃える時の青い燐の炎。

そのような特別な死に方ではないが、

みんないつかは、残らず死ぬ。

俳優さんも、それを視ている私たちも。

 

それも、あまり遠くない いつの日か。

 

: 『映画・演劇(宝塚)・TV・コンサート』 : - : - : posted by 風間祥  :
BS朝日 テイバン・タイムズ 「都会で過ごすひと味ちがう夏休み」                 

番組では、下町ガイドツァーで

omoレンジャーが大塚を歩いている。

極上スイーツや、

揚げたての天婦羅をその場で。

 

 

人生を楽しく過ごすなら、

下町に住むのが一番だな。

 

気取った山の手の住宅街なんて、

何にも無い。

お店もなければ、

人っ気もなく、

静まりかえっている。

ゴーストタウンも同じ。

 

美味しいお店が一杯あって、

物が安くて、

工夫と人情に溢れた下町が一番いい。

 

 

このあと番組は、横浜へ。

六つ脚アルマジロの安心して仰向けになった放恣な寝姿。

オニオオハシのカラフルさ。

陸亀。

 

アニマルガーデンも、ある意味、避暑スポットなんですね。

如何にも涼し気な水族館に限らず。

 

 

: 『映画・演劇(宝塚)・TV・コンサート』 : - : - : posted by 風間祥  :
オペラ『秋のソナタ』第二幕に入る 映画のイングリットバーグマン母娘にもまして激しく                 

小説や映画では、よくあるけれど、

オペラでは、あまり見たことがない。

こういう愛と憎しみ、才能溢れた人の

親子の確執自体は、ギリシャ悲劇以来、

古典的なコンプレックス劇でもあるけれど。

 

 

「人生を生きていない。

生まれてさえいない。

 

音楽を通してしか

私は感情を表現することすらできなかった。

 

そもそも私は生きて来たのかしら」

 

 

 

NHKBS プレイミアムシアター 歌劇「秋のソナタ」

ベルイマン監督特集より   

フィンランド国立歌劇場

 

 

映画祭もやってるよ。

恵比寿ガーデン

《ベルイマン 生誕100周年映画祭》

 

夏の遊び/野いちご/魔法陣/仮面/ペルソナ

/ファニーとアレクサンデル/夏の夜は三たび微笑む

/処女の泉/鏡の中にある如く/冬の光/沈黙/

叫びとささやき/秋のソナタ/第七の封印

 

: 『映画・演劇(宝塚)・TV・コンサート』 : - : - : posted by 風間祥  :
『ローズアパート』〜ひとつの老いのかたち〜 ドキュメント×京都 BS・TBS                 

BS・TBS『ローズアパート』を視ている。

京都のアパートで、

「肩を寄せ合って」

と、よく言われるような、

京都の清水寺に近い一角に建つ、

レトロな玄関を持つ築50年のアパート。

 

半自生、半共同生活をする人たちのアパート。

それぞれの人生の軌跡や

ひととなりや、

薄くも厚くもある付き合い方や、

その交流の中で、

少しずつ変わる住人間の距離や

考え方の変化や関係性の変化などを、

2016年初頭から追いかけている。

 

それぞれ孤立した

孤独死をしかねない老人が何人か、

そのまま暮らして行きそうだったのを、

ある時、ある人が(彼も住人)、

空き部屋を使って、

みんなでコーヒーを飲める空間を作り、

住人の交流を可能にする。

頑なに心を閉ざして他者との交流を絶ち、

孤立し孤高を保とうとする人の心にも、

少しずつ変化が起こる。

 

 

煙草好きで、煙草だけが楽しみの、

今時、街角からも追放されそうな、

それでも、煙草がやめらず、

胃潰瘍で入院先の病院から逃げ出してまで

煙草を吸っていた、

空き部屋喫茶室提案者の男性、

(若い頃は、ヤクザで、あったそうだ。(前科16犯と)

ただ一組、夫婦単位で暮らしている。

全体のことを考える習性があるらしく、

ここでは、それが良く作用している。) 

 

他の、最高齢の男性

(と言っても、94歳が二人いるのだが、

一人は、まだまだ元気で散歩もし、

80歳台くらいにしか見えず、

喫茶室の常連でもあった。

しかし彼も、後に圧迫骨折し入院する。

 

語り口が、江戸っ子のように歯切れよく、

その口調も、坊主頭もそのままに、

現役の落語名人のようだ。)

 

を、思い遣り気遣って、

みんなが集まる場所では喫煙禁止をルール

とする取り決めを、提案し、

他者にも注意し自らも、

その最高齢の男性が入院中で居なくても実行する。

 

 

部屋に籠っている方の最高齢の男性には、

息子が二人いるそうだが、

絶縁状態のようで、

何があっても連絡はしないでいいと言う。

子どもは、出て行ったら他人も同じと、

心に思い定めているようだ。

 

何度も冷たくあしらわれたのか、

子どもたちにとって、

最貧層に落ちている親は、

近づけば重荷でしかなく、

もはや親子として接したくないことを、

94歳の男性は、重々知った口調で、

誰の助けを乞う気もないようだ。

ここで自分が死ぬのをただ待っている。

 

それでも、

空き部屋喫茶室に出て来ない男性を

部屋に訪ねて、何か手渡す、

心優しい元ヤクザの男性に、

笑顔で、「ありがとう、ありがとう」

と何度も感謝の言葉を。

 

(何日に一度しか来ないヘルパーさんの食料補充の隙間で、

食品が食パンの端っこ一切れで放置されていたらしい。

住人は、勝手に買い物など代行すると、

ヘルパーさんに怒られるのだという。

男性が見かねて、何か食品を届けたようだ。)

 

 

この人の部屋は、

他の人の部屋が狭さもあって

物が溢れているのに、

スッキリしていた。

この人は若い頃、

南座の裏方をしていたということで、

若い頃の日本髪の母親と、

40年前に亡くなったという奥さんの写真と

赤ちゃんの写真を飾っていて、

記者にも、

「ええやろうお母さんの写真、嫁さんの写真」

と示す。

若い頃に見た華やかな世界と、

若く綺麗な母や奥さんの思い出を

今でも大切にしているようだ。

 

止まったような時間の後の長さを思えば、

この人の足腰は弱りながらも、かくしゃくと背筋を伸ばして

話す口調も頑固さも、理解できるような気がする。

 

 

黒猫を愛し、黒猫にだけ語りかけていた女性も、

人との会話を楽しむようになる。

 

 

黒猫の飼い主とはまた別の女性。

87歳の現在も毎朝化粧し、

お洒落を忘れない元祇園の芸者さん。

くだんの元ヤクザのリーダーっぽい男性にも、

入院先から帰って、しおたれて、だらしないと注意し、

若い頃のダンディだった頃を忘れたらあかんと諭す。

見ているもん(奥さん)が可哀想やと。

(意味だけ、うろ覚えで書いている。

確か「伊達男が。昔みたいに綺麗にしい!」と言っていたと思う。)

 

今でも、三味線を持てば似合いそうで、

とてもしっかりしていたが、ある日、

倒れているところを住人に発見され、

救急車を呼んでもらい入院、恢復。

 

他者を少しずつ受け入れて、

他者に少しずつ心を開く人たち。

 

 

 

私が興味があるのは、
このアパートの大家さん。
画面には出て来ないし、
説明もない。
(スタート何分かは視ていないのだけれど)
でも、高齢者にアパートを提供し、
空き部屋の使用を賃貸人の自由に任せて許している。
生活保護を管轄する京都市役所かどこか、
行政と連携しているのだろうか。

篤志の人なのだろうか。
人助けのため以外にはないような、
家賃の差額を、市から補助があったとしても、
ろくな収入にもならないアパートを、
取り壊しもせず、駐車場等に転用もせず、
最近流行の外人観光客相手の民泊にもせず、
古い住人の使用を認めている。
どんな人で、
どんな考えを持っているのか。
興味を感じた。

 

 

ここの住人を行倒れにしないのは、

何よりもこの大家さんがいてのことだから。

 

行路病者として果ててもいいと思って京都に来た

住人の一人の、落語名人のような印象の男性は、

NPO法人の紹介で、この「ローズアパート」

に来たということだったから。

 

このアパート、このアパートの大家さんがいなければ、
ここに住むことが出来なくなる危うさを抱えながら、
生きている住人の一人一人でもあるのだから。

 

あともう一人の住人もいる。

黒猫のクロ。

住民間に諍いがあった時、

クロは微妙な動きをする。

他の住民には我儘と見え、

孤立している当人には、

やむにやまない気持ちがある時、

飼い主ではないその人の部屋へ入って行って、
寄り添って眠っている。

 

 

 

※視ながら書いたので、ところどころ

事実と相違しているところがあるかもしれません。

 

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『ジャイアンツ』をしている。NHKBSプレミアムで。                 

エリザベス・テーラー、ジェームス・ディーン、ロック・ハドソン。

 

『陽のあたる場所』も視たいなぁ。

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