銀河最終便
WEB日記

今日は雨だし退屈だし遊び歌など倉庫に運ぶ。                 


遊戯抄

雨、灯り、藍、赤とんぼ、アイボリー アクサンテギュ、秋、哀愁の赤
いじめとか意地悪だとか意見とか意味と遺恨と今時の意趣
「う」は既にあるから飛ばす鵜飼いの「う」兎追うとも鰻は追うな
ウロンスキー、麗しの国、梅もどき ウの字があって嬉しいじゃない
エゴ、エデン、エキス、エーテル、永遠の、絵本、絵葉書、絵空事の「え」

絵馬、えびす、烏帽子、えんどう豆の「え」は絵巻、縁切り、会者定離の「え」
小倉山、鸚鵡、オーボエ、尾羽、鴛鴦 老いらく、鬼火、温情の「お」が
柿の種、萱釣草に蛙の子 カの字があって可愛いじゃない
雉、汽船、貴婦人、木靴、九官鳥 木苺熟れて気散じな「き」を
鬼面組、奇妙奇天烈、鬼子母神 気障と気楽の気さくな「き」の字

水鶏、蜘蛛、鯨、クマノミ、孔雀の「く」倶梨伽羅紋紋、黒髪の櫛
芥子、化粧、蹴鞠、鶏頭 煙の「け」 血統、結末、計算の「け」が
コウノトリ、格子天井、黄金虫 蝙蝠、胡弓、虎視眈々と「こ」が
沙羅の木も寒さも酒もサがついてさらさらさやぐ淋しさの「さ」が
シクラメン・紫苑・白菊・秋海棠にもシがついている萎れそうな「し」が

鮨、簾、すすき、巣穴のスズメバチ、双六上がる朱雀大路で
スルタンの剣はトプカピ宮殿に天皇(すめろぎ)の剣は熱田の杜に
スルタンにもすめろぎにもスがついてストロー、スードラ、すかんぽの「す」が
酢牡蛎にも鮨にも簾や双六にもスがついている すれっからしの「す」が
戦争も赤貧にもセキセイインコにもにもセがついているセクシーな「せ」が

組織にも蕎麦にも謗られ鴉にもソがついているそれだけの「そ」が
狸にもタワケ者にも田螺にもタがついている黄昏の「た」が
父親も稚児にも地図にもチがついて血で血を洗う血だらけの「ち」が
蔓草も月にも鶴にもツがついてつくづく悲し強がりの「つ」が
天気にも鉄にもテニスや天狗にもテがついているテロリストの「て」が

鶏冠にも鳶にも溶けたトマトにもトがついているとんでもない「と」が
懐かしい名前長崎、奈良、難波 なんで泣きやる清十郎の夏は
懐かしい名前七草、奈良なずな、長屋王(ながやのおおきみ)、情け深い「な」が
菜っ葉にも茄子にも奈良の都にもナがついているなけなしの「な」が
鰊にも楡にもニューロン、ニュートリノにもニがついている煮詰まった「に」が

塗り絵にも糠にも鵺にも縫い子にもヌがついている濡れそぼる「ぬ」が
眠りにも猫にも熱にもネットにもネがついているネガティブな「ね」が
野いちごも農夫も野ばらも農村もノがついている濃縮の「の」が
ハーブにも春にも刷毛にも鋏にもハがついているハレーションの「は」が
蹄にも彼岸桜や柄杓にもヒがついている暇人の「ひ」が

風味にも笛にも風呂にも不安にもフがついている不可思議な「ふ」が
へちまにも蛇にも塀にも兵士にもヘがついているへなへなの「へ」が
帆舟にも捕虫網にも頬髭にもホがついている頬染める「ほ」が
マントにもマンドリンにもマがついて眩しい窓の卍を染めて
ミントにも弥勒菩薩もミがついて幸福祈るミンミンゼミのミ

みちのくの道のみどろの水の道 みみずくなけばみみずくの夜
虚しさも無限も虫もムがついて無視できなくて難しい「む」が
名門も明治もメロンもメがついて滅茶矢鱈と迷惑な「め」が
モモンガもモラルも樅もモがついてもう騙されないもっと文字化け
やくざにも屋形船にも刃にも「や」がついているやさぐれの「や」が

夕顔も夢追い人も夕映えもユの字がついて幽霊の「ゆ」が
夜烏も夜露も夜明けもヨがついて夜に隠れて夜を盗む「よ」が
喇叭にも雷神像にもラがついてラッキョウのラがさびしがってる
林檎にも綸子や栗鼠にもリがあって凛々しい人の「り」であれと思う
ルドンにはルドンの薔薇があるようにルシファー愛でる瑠璃の花びら

歴史にもレジスタンスにもレがあってレースのような冷酷な「れ」が
ローマにも蝋にも老婆の背中にも「ろ」がついているろくでなしの「ろ」が 
輪と輪と輪どこまでいけば輪が果てる輪の字を解けば侘しいの「わ」か
猥褻も笑いも悪(わる)も病葉も若衆、若様、若旦那の「わ」
ザリガニもザラメもザルもザグレブも、ってなんだっけザグレブ クロアチア?

陀羅尼助 和漢の妙薬修験者の傷病癒す生薬という
「だ」の次はどこへ行くのと陀羅尼助 抱っこ駄駄っ子抱いて参ろう
バイソンも薔薇や獏にもバがついて薔薇の実薔薇の棘に膿む傷
バケツにもバロンを名乗る馬鈴薯にも「ば」がついている薔薇色の「ば」が
んわわわあんとわーむほーるのうつそみのくらがりひことあをよぶなゆめ

んとこしょどっこいしょって んと重い石はこぶ運命の「ん」  


2004.03.23 Tuesday

※この歌は、久哲さんの掲示板の何人かの方との、あいうえを遊びの中で生まれました。私の投稿分だけ抜き出したものです。
: 『倉庫・間奏曲』 : comments(0) : trackbacks(0) : posted by 風間祥  :
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