銀河最終便
WEB日記

『ホームレス博士』/水月昭道・『発達障害に気づかない大人たち』/星野仁彦                 

『ホームレス博士』/水月昭道(みづきしょうどう)
光文社新書 

大量に生まれた博士。
大量に生まれた非正規雇用の教員(非常勤講師・研究員)。

ボーナス・退職金の非支給は勿論、雇用保険もない。
大学側からすれば、いつでも首を切れる安く使える使い捨てのコマに過ぎない、
どんな意味でも、保障というものからは縁遠い存在。

専任教員(教授、准教授、講師)とは、
天と地ほどの待遇格差、給与格差を受け入れる他に、
臨時的にすら明日の職場を持てない雇用形態。
期間満了後の雇用延長は、運にまかせるほかはない。
約束されているのは、身分の不安定さと低所得。
極めて短い雇用期間が終れば、非正規の、先生と名のつく仕事を探すか、
食べるために、職種を選ばないアルバイト探しをするか、
どちらにしても、生きるためのギリギリの闘いの日々が待っている。
蓄えも出来ないまま雇い止めになれば、生活に困窮し、
「ホームレス博士」にならなければ幸いというだけの。



『発達障害に気づかない大人たち』/星野仁彦(ほしのよしひこ)
祥伝社新書

【「片づけられない」「すぐ切れる」「話を聞けない」
───子どもたちではありません  
あなたのことです!!帯文より



ADHD(注意欠陥、多動性障害)
アスペルガー症候群」「自閉症」「学習障害」など、
(とりわけ学習成績も優秀な子どもの場合、
そのまま気づかれず大人になってしまう場合が多いという。)

不注意・注意散漫、成績の偏り、飽きっぽさ、凝り性、衝動性、
仕事の先延ばし、期限が守れない、ストレスへの過敏反応、
空気が読めないといった対人スキル、社会性の未熟、等々。

大抵の人にいくらかは思い当たる性癖、性格とのみ思われていたことが、
微細脳の欠陥を原因とした発達障害でありうる可能性があることを示唆し、
その対処法や治療法を述べる。

: 『読書/単行本・新書』 : comments(0) : trackbacks(0) : posted by 風間祥  :
Comment








Trackback
この記事のトラックバックURL: http://sho.jugem.cc/trackback/3509
<< NEW : TOP : OLD>>