銀河最終便
WEB日記

松木 秀歌集『親切な郷愁』                 











平成25年4月13日発行
発行所:いりの舎
四六判ソフトカバー装・144ページ      
定価:1,470円(本体1400円+税)



・飛行機と飛行機雲を産み出して二十世紀のはじめごろ美し  

・大津波によって完全犯罪が成功したる例もあるやも

・韓国というと理性をなくす人おんな韓流おとこ嫌韓

・人生に待つ〈天国と地獄〉とを運動会で子も親も聴いた

・枯野には枯野の役目ありにけり草を抱きしめ雪を抱きしめ

・「日本人が慢心だとかありえない」その言葉自体すでに慢心

・ごみ収集日にあらざればカラスさえ大人しく空をよぎりたるのみ

・あわれさの入門編としておこうカラスが食べるスズメの死骸

・戦争を知らぬ世代といわれても大丈夫いつか知ることになる

・自民党になぜか都合のいい時期に北朝鮮は衛星(ミサイル)を撃つ

・自民党になぜか都合のいい時期に領空侵犯する中国は

・ニッポンヲトリモドシマス親切な郷愁がほら大手をふるう



 

后.魁璽澄_鸛曄Ε罅璽肇團∨匸譴砲

という最後の章がいい。

草原をそよぐ風のような一章。


・くさはらの片隅、目立たぬ場所にあるライスシャワーの墓静かなり

・秋風に吹かれつついま思い出す競馬の〈春の季節〉のことを

・馬の名はライスシャワー、人気無けれども名前の横に「ユートピア牧場」

・急激に成績落とす黒き馬われの心も病みはじめたり

・わたくしが短歌を詠みし十五年単なる空白の十五年

・ユートピア牧場をわれ去りにけりいつかは消える思い出のため

: 『歌集、歌書、歌誌、その他書評』 : comments(0) : trackbacks(0) : posted by 風間祥  :
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