銀河最終便
WEB日記

「中宿通りで」                 
 

 

・何もならなくてもいいと桜の木のコカリナを吹くその人は言った 

 

・オカリナは土の温もりコカリナは木々の温もりコカリナを吹く

 

・木の笛が樹だった時の夕焼けや枝に止まった鳥たちのこと

 

・街角の珈琲店の硝子戸を透かして見える赤い洋燈

 

・ある時は英会話教室ある時はミニコンサート会場となる

 

・冬の日の黄昏時のひとときを揺れる灯の下集う人々

 

・商店が途切れるところ学院の桜並木が始まるところ

                        
                        『現代短歌』5月号

: 『「玲瓏」他歌誌提出自作品』 : comments(0) : trackbacks(0) : posted by 風間祥  :
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