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放漫経営の東芝を支える銀行は、やはり放漫経営と言えるのではないだろうか

しかも、放漫であるばかりでなく、

先行きの見通しを誤まったため生まれた債務を隠す

粉飾決算をしていた会社。

 

米国の原発企業の詐欺同然の罠に陥りながら、

判断ミスが明らか過ぎてか、

賠償請求をする裁判さえ起こせない東芝。

すべては、怠慢と放漫、傲慢の三拍子揃った

名門の座に胡坐をかいた殿様経営にある。

若い人の意見の通らない、

上意下達の風通しの悪い会社だったのだろう。

 

ライブドアやカネボウの時と違って、

市場から追い出されることもなく、

二部に降格されるだけだという。

 

(過去にオリンパスも粉飾決算をしていたけれど、

オリンパスの場合は、医療機械を持っていたから再生出来た。

東芝の再建が難しいのは、将来性ある医療機械を売ってしまって、

将来性のない不採算部門にしがみついている点。)

 

何故?

普通なら管理ポストで売買され、

やがて上場廃止になるところだと思うが。

 

支援を続けるという都市銀行は、

損失額が確定できず、

処理しようがないのだろうか。

そうしているうちに、

さらに隠れ債務が、

後から後から出て来て、

銀行の経営基盤も危うくするなんてことはないのだろうか。

 

火の点いた導線の先に、

ダイナマイトがあるのに、

まだ手放せないでいる。

退避命令を出すことが出来ないでいる。

預金者から預かったお金を、

投資不適格の会社に投資して恬淡としている。

最悪、融資分を放棄しても、全体から見れば大したことはなく、

バランスを取れる余裕があるということだろうか。

どちらにしても、

企業の会計監査は、ずいぶんと誤魔化しの効くもので、

透明性を欠いたものであるらしい。

 

(国のそれは、規模においても、誤魔化し具合も、

それを上回るものではないかと、つい思ってしまう。

東芝に関しても、原子力産業を成長戦略とする経産省が

主導した部分がずいぶんあったのだろうから。)

 

 

様子を見て、

結果を見て、と、

責任を取りたくないので、先送り。

虚偽と欺瞞の解決策を提示する。

そうして損失を膨らます。

すべて後追い。

東芝の姿勢と似ている。

 

原発に傾注する東芝を見ながら、

融資を続けた時点で、銀行はリスクを引き受けてしまっている。

融資するということの恐ろしさを感じていない。

回収不能になるなどと考えることはなかったにしても、

有望な投資対象ではなかったことを気づけなかったという、

銀行自身の能力を知り、精算することになるのが怖いのだろうか。

 

支援を続けるというなら、預金者の預金を守れるよう、

再生プロジェクトを組んで、

有望な投資先としての、

再生への道筋が見えるようにしてもらいたい。

祥  * 『時事』 * 08:48 * comments(2) * trackbacks(0)

コメント

事業投資での失敗なのでやむを得ないことかも知れませんが粉飾決済はやはり信用面で如何かと思います。同じ事業投資の失敗で1兆円の損失も堂々と発表し、経営の心配のない一定収益の確定した三次産業のどこかの会社と違い二次産業は売上が確定出来ないので大変、産業構造改革でリスクの低減を図る必要があるかも知れませんね。
Comment by 夕夏 @ 2017/02/17 11:57 AM
三次産業の括りは、小売的なものから、
四次産業的な知識集約産業的なものも入れるかどうか、
いろいろですが、
分母と分子の関係で、
今回のようなことが起こる前でも、
例えば、グーグルのような、
純利益も、時価総額も、桁違いに大きい会社と、
純利益も、時価総額も小さな東芝のような会社では、
仮に、同じ一兆円の損失を出したとしてもまるで違っていて。


収益力が非常に大きく、現金保有も大きく、財務が健全な
グーグルのような会社にとっては、
企業買収に失敗して思惑通りいかず、
素早く損切りして出した一兆円は、比較的小さな金額。
東芝のような企業にとっては、命取りということになって。

何よりも、日本的体質の欠点は、
間違っていても、最終局面に至るまで
間違いを認めず、突き進んでしまうことですよね。

それに、永遠にということは、どんな会社でもないけれど、
次があるのと次がないという差も。

利益は、どんな会社でも確定できないものだけれど、
たとえ検索一つ、クリック一つにしても、
グーグルとヤフーがどれほど情報集約力・検索力が違うか、
それが、収益の差になって出て来るのだし、
だからこそ、企業経営者の、先を見通す目や、判断力が
大事なわけですよね。

産業構造の改革やリスクの低減は、確かにいつも必要な
ことだろうと思います。
Comment by 祥 @ 2017/02/17 2:10 PM
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