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ようやく「週刊文春」が加計学園問題を取り上げた。安倍さんが関わり秋篠宮も訪問する加計学園。

今日、発売予定。

「週刊文春」は、しっかり裏付けを取るから時間がかかるのだろう。

「文春」5月号でも取り上げるようだ。

 

 

安倍さんが関わる疑獄事件の特徴は、

お金ではなく、人間関係が、つまりコネが、事を動かす点にある。

角栄さんが、選挙資金を握る幹事長として、

お金の力を最大限利用したのと違って、

人事権を掌握し、任命権を持ち、内閣人事局まで利用して、

政治家も、官僚も、意のままに動かす力を得ている。

 

党内の締め付けも、外部の案件への関与も、

すべては、安倍さん流の人脈を利用している。

または、利用されていても、同じこと。

双方で、利益供与をしあっているのだから。

 

そのコネは、岸人脈から引続き安晋会へ流れる

統一教会を含む集金システムから、

昭恵夫人が前線部隊として動く怪しげな思想連携システム

まで行き渡っている。

(昭恵夫人は、もちろん、加計学園グル―プでも、

「御影インターナショナルこども園」の名誉園長になっている。

事件化すれば、森友学園の時のように辞めるかもしれないが。

この、御影の保育園も、大阪の籠池氏の塚本幼稚園も、

昭恵夫人が立ち上げた会社の教材を使っている。)

 

 

加計学園の場合は、

皇室から、政治家、一般人まで、

右翼的思想につながる人脈の全てが関わる、

その集大成とも言える疑獄事件ではあるが、

最後まで追い詰めるのは、またそれゆえに難しい。

その人脈ゆえに、どこからか、ストップがかかりやすい。

 

安倍さんの力が及ぶ範囲が広がっている。

今や、検察庁から最高裁判所、その上、日銀まで、

その任命権を利用して、自らに近い担当者に入れ替え、牛耳ることの出来る首相に、

既に、死角も敵もないのかもしれない。

 

それでも、まだ追いつめられるかどうかは、

メディアと国民の考え方、感受の仕方にかかっているが、

今までのところ、安倍首相の逃げ切りを許している。

今後の経過も、あまり期待はできない。

 

国民は、巨額の資金移動には興味なく、

舛添さんのような、「せこい」と評される損得しか、

どうやら興味がなさそう。

なぜなのかしら。

国民の方は変わらないけど、

相手が巨悪になればなるほど、

追い詰めるのも難しいということもあるけれど、

すぐあきらめる性質が出来ているのかな。

 

元々が、

由らしむべし、知らしむべからずの、お上に忠実で、

村単位の五人組や、町内会の隣り組の思考だから、

お隣りの家が得をするのは許せなくても、

政府がどうこうには、あまり興味がない、

考えるのも面倒という国民性になってしまったというか。

 

瓦版や風刺画で、娯楽としては、楽しむのだろうけど。

あと、歌舞伎に直して軽く批判するくらいはするのだろうけど、

どちらにしても、お上の取り締りの範囲内で、

名を変えたり、動物に託したりしか出来ないと諦めている。

 

金権疑惑の最高額で、個人では、

田中さんの河川敷やロッキード事件の5億円くらい。

一応、法人の加計学園の何百億単位になると、どうだろう。

関係ない社会になってしまうかも。

 

リクルート事件の時は、リクルートの未公開株券をめぐって、

沢山の政治家が贈収賄事件に関わったと政財界を揺るがす大騒動になって、

政治家たちが、秘書が秘書が、と責任を秘書のせいにしたりと、

それでも、調べられはした。

中曽根さんは証人喚問席に立った。

あの頃は、国会も正常で、

検察が、ちゃんとしていたのだろうか。

 

でも、今は、もっと権力が強化されている。

当分、北朝鮮で引っ張れると、政府は思っているだろうし、

国民の気質から言っても、そんな感じだし。

 

(でも、とにかく、安倍さんは、卑怯だと、

自分で思わないのだろうか。
国会で、断言した自分の言葉と、明らかな関わりを示す事実。
どう整合性が取れると思っているのだろう。
無理が通れば通理が引っ込むというけど、
引っ込ませちゃ駄目だと思う。)

 

 

 

その一方で、共謀罪や、緊急事態条項が、

国会では成立しそうになっている。

強権に立ち向かえないのも、

全ては、支持率という名の、

安倍応援団が現存するゆえ。

不可解で、不思議な魔物だ。

 

 

例えば、支持率8%とかになって首相の座を降りた

森元首相とまではいかなくても、

30%以下くらいになれば、これだけ無茶苦茶な政権、

内閣総辞職になるんだろうけど、

安倍首相には、なかなかそれは期待できそうもない。

(支持率が低くても、トランプさんは大統領で在り続けるだろうし。

外国を攻撃したりすれば、支持率も上がるんだろうし。)

安倍さんは、漸次低落、漸次上昇を繰り返しながら、

自ら、進退を決める時まで、頑張り続けるのだろうか。

 

一種の呪縛のように、安倍一強と言い続けて、

安倍さんを頂上に置いておくものは何だろう。

国民の怠慢だろうか。

まだ、それだけ余裕があるのだろうか。

 

GPIFに預けた年金が溶けようと、何が破綻しようと、

まるですっかり忘れてでもしているように、

安倍さんに期待する、安倍さんに極端に甘い国民。

見え透いた嘘や誤魔化しを黙って受け入れる国民。

 

罠を仕掛けた猟師の前に、獲物として自ら身を投げ出すように。

選挙になれば、安倍専制の与党に票を投じる人たち。

 

茹で蛙にされながら、その意味では、

茹で蛙の茹で加減が、まだ危険域に達していないのだろうか。

いい湯加減と、名湯気分なのかもね。

 

悪政は、時に心地良い酩酊をもたらすのかもしれない。

同質の共有感。国民的一体感。その心地よさに酔う。

戦前の、意識を眠らされている大半の国民も、

そんな感じだったのかな。

天皇陛下万歳!って言っていた時。

何でもいい。どうでもいい。これでいい。

自分には関係ないって。

飽和状態。

時満ちて、自分が直撃されるまで。

(映像にしても、余人は知らず、安倍さん自身、

真っ赤赤になって、ほろ酔いの足どりだった姿を見れば、

そんな気さえして来る。)

思考停止を容易にし、その日その日で終わっていけるから。

気づいたときには、

もう出られなくなくなっているんだろうけど。

祥  * 『時事』 * 07:16 * comments(0) * trackbacks(0)

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