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結局のところ日本のモタモタの原因は国の借金が多いことにあり

 

1100兆円の借金は、なんといっても多いのであり、

重い負荷をつけて歩くように、その歩みは遅くなる。

 

いくら外国にではなく、

国民に借金しているだけだから問題ではない、

気にすることではないと言っても、借金は借金。

期限が来れば返し、償還しなければならない。

 

それが嫌だと、先延ばしにし、

踏み倒す変わりに、

借り換え、その償還期限を、

あわよくば無制限未来に設定するように、

誤魔化しを繰り返しているだけ。

 

錆は鉄を腐食させる。

政府も国民も、解ってはいるが、

見ないようにしているだけ。

見ないようにしていれば、

その事実も奇跡が起きて消えると、

全員で揃って信じていれば、

不安要素は消え、

鉄も超合金に変わると、

神風信仰を続けているだけ。

 

禁じ手も何のその、異次元措置で日銀の引き受けた大量の国債も、

積みあがるばかりだし、

ひとたび金利上昇に見舞われたら、暴発しかねない懸念材料だが、

出口戦略を考える余裕もあるわけもなく、

そのうち何とかなるだろうと、航海を続けるのみ。

何と言っても、この船のマストには日の丸がある。

座礁することもないし、座礁したところで敗戦時のことを思えば、

どうということもない。

つまりは、何一つ恐れるものはない、と。

次世代につけを回して、消えゆくのみと。

 

団塊の世代の大量退職と、少子化ゆえに、

人手不足になるほど、雇用は良い状態を続けるが、

重い借金体質は、成人病をかかえて働くごとく、

なかなか世界経済の中心の牽引役になることを許さないばかりか、

労働生産性の国際比較で先進国中最後尾を走り、

というよりも、とぼとぼと付いて歩くのが精一杯という有様だ。

 

落葉も泥も靴底につけたまま、歩いているようなもの。

足取りが軽くなるわけもない。

それが乾いて落ちる頃には、靴底も破れようが、

新しい靴は用意されているだろうか。

素足はかえって気もち良いだろうか。

 

 

中短期で考えれば、世界景気は楽観していてもいい。

危機はむしろチャンスでもある。

強気の楽観を持って見ていればいい。

しかし、日本の借金はかなり悪質だ。

これだけは、何とかしておいた方がいい。

 

 

風間祥  * 『時事』 * 10:19 * comments(0) * trackbacks(0)

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