銀河最終便
WEB日記

「事前指示書」というものがある。書いてみた。                 

私の理想は、

昔の江戸時代の長屋の八っつぁん熊さんのように、

食べられなくなったら、自然に死ぬこと。

町医者が来て、看取って終わり。

 

というより、

お釈迦様や空海がそうしたように、食を絶ち、水も絶てば、

人間は、死ねるものであるらしい。

わざわざ尊厳死だの安楽死だののお世話になることもない。

 

毎年の内視鏡検査の前後に、

空っぽにするために検査前は検査食も食べず、

検査後は、内視鏡で摩擦でもしていて

粘膜に傷でもついていたら刺激しない方がいいと、

さらに2・3日、食べないでいることが、

そう決めてしまえば案外平気であるので、

それを少し延長すればいいだけだろう。

水を絶つか絶たないかだけが生死を分けるだけだ。

そう考えては、安易に過ぎるだろうか。

 

でも、もし、例えば病気になって、

今後回復の見込みなく、

苦しみが長引くだけなら、

生き永らえるだけのためだけに、

生きる気はない。

 

とか言いながら、

もう少しもう少しと、

自動延長するように生き延びたがるものだろうか、人間は。
そうして枯れ切るまで死ねないものだろうか。

よくわからない。

 

死んだら、絶対にお墓には入りたくないから、

海に撒いてほしいだけが望みだ。

 

できれば、燧灘の仁尾か観音寺の

浦島さんがいるような遠浅の海の近くに還りたい。

 

でもまぁ、どこの海でも海ならいい。

みんなつながっているから。

 

 

と言っても、

たぶん、まだまだ先の先のことだろうし、

定期的な健康診断や検査も欠かさないから、

当分は、憎まれ者世に憚るで、

これといった病気もしそうにないし、

まだまだ生きる歴を更新して行くのだろうなぁ。

 

まだ生きてんの?と、

自分でも、人にも言われるようになっても、

しぶとく生きているのかもしれない。

人間が、自分を可愛がること、

他の動物にはないほど強いものがあるかもしれない。

 

他の動物は、薬草成分に頼るくらいで、

手術もせず、特にややこし治療もせず、

象や猫のように姿を隠す。

綺麗な死に方だ。

人間だけが、最後まであがきもがいて、

苦しみを延ばす。

 

お遍路の、「同行二人」であるはずの空海は、

若い頃は、山野を歩き、厳しい修行もし、

四国八十八か所の遍路道を開き、

満濃池のような溜池他、土木工事を指揮し、

天才的な実践的行動家であり、書家であり、

中国の恵果から密教を伝えられた宗教哲学者であったが、

最終的には、何処へも行かず、誰にも同伴せず、

高野山で定に入った。

61歳だったという。

 

普通の人間である私たちは、

どんな風に死ねるのか、

楽に綺麗に死ねる方法を、

みんなで考えればいいのに。

 

ここまで、

となったら、スッと死にたいものだ。

死後発見されないのだけは困るから、

やっぱり病院で、注射一本か

薬で死なせてもらえばいいのに、

この世の中は、建前と本音の社会だから、

綺麗事が先立って、

日本で、安楽死が許可されるなんて、

いつのことかわからない。

 

何かといえば、

人道だとか愛だとか言う人たちがいるから、

私の生きている間に、

スイスやオランダのような法案が通ることさえないだろう。

 

私のような非人間は、他のことはどうでもいい。

ただ苦しみが長引かず綺麗に死ねたら、

それだけで十分幸福だと思う。

本人が望みもしないのに生かされて、

私が私で無くなってまで生きたくはない。

: 『時事』 : comments(2) : trackbacks(0) : posted by 風間祥  :
Comment








点滴もしたことがありません。
内視鏡ってそんなに大変なんですか?
遥か昔に、健診で白いのを飲んで胃の検査をしましたが、あの味は嫌いではありませんでした。
よほど味音痴なのでしょうね。

海は繋がっています、海に捨てないでください。
もし100才くらいまでダイビングを続けていたら、祥さんの灰と一緒に泳がなくてはいけない。
それは嫌です。
posted by eblo : 2018/08/08 6:51 PM :
内視鏡検査は簡単よ。
普通は、前日と当日だけ検査食にして、
胃腸の中味を透明にして、
内視鏡で視るだけ。

前後絶食しているのは、
私の勝手。

私は滅茶苦茶、怖がりで、
慎重な性質だから、
もし、粘膜が内視鏡で擦過傷でも出来ていて
黴菌でもついたら嫌だと、
内視鏡を通した後も、
2・3日、食事をせず、
透明なままにしておくだけ。
水分だけを摂って。

その時に思うの。
このまま死ねば、綺麗に死ねるじゃないの、
って。食べ物を摂らなければいいだけね、って。


海は、もともと生物の屍骸で汚れているよ。
散骨される骨も最近は増えたし、
昔から言えば、源平の戦い、村上水軍、
九鬼水軍、戦艦大和や、敵戦艦に突っ込んだ特攻隊、
米軍や日本軍の水浸く屍、タイタニックのような
海難事故や、各地の海の溺死者、その他、諸々。

私の骨は、多分、瀬戸内の島のあたりに撒くから、
なるだけ、ebloさんは、関西や四国方面の海には
近づかずに関東か沖縄か外国の海に潜ればいいわ。
いくらつながっていると言っても、
モルディブなら大丈夫でしょ。
posted by 祥 : 2018/08/08 8:38 PM :
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